この絵に出会ったのは1994年、前年の1993年に初めて石井さんの個展に行きました。
毎日新聞の金曜日の夕刊の一番下に記者が見た感想を短く紹介していたのです。
明日の土曜日が最終日でした。
ギャラリーに行くことはあまりなかったので夕方行きました。
売れているのを壁からはずしたりしてざわざわしていました。
殆ど売れていました。
今度個展があったら初日に来ようと思い、案内をいただけるよう
ギャラリーにお願いして帰りました。
3年後くらいかな?と思いながら、
思いがけなく翌年ありました。初日、一番に入りました。
入り口のところにこの絵がかかっていました。この絵が一番好きでした。
あれから10年余たちましたが、今でもいちばん大切な絵です。
こころの鏡なのです。自分が思うよりも正確にこころが写ります。
奈良の中宮寺にある如意輪観音半跏思唯像を陶芸家がみながら、
この観音さまは自分のこころが写るんです。と言っていました。
わかるような気がします。上手く説明できませんが.............、
(パソコン画面では、全部は伝わりにくいのが残念ですが......)